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体幹を鍛えるべき2つの理由

腰の痛みを和らげる

多くの人を悩ます腰痛。その原因は複雑で明確になっていないものがほとんどですが、原因の1つとしては、体幹のバランスが悪いことが考えられます。

腰とされる部位には、骨盤帯、腰椎があり、これらの安定性や機能性を保つのがコアです。

これに連動して、腹筋群や脊柱起立筋、さらに四肢を動かす筋群が関わっています。コアの働きが高まることで骨盤帯や腰椎の姿勢を安定させ、不良姿勢による腰への負担が軽減し、腰痛予防・改善に役立ちます。さらに、腰椎・胸椎・頸椎のバランスを整える脊柱起立筋を刺激することで、上肢が無理のない動きとなり腰への負担を軽減します。同様に骨盤帯の動きが安定することでが下肢筋群が無理なく動くようになり腰への負担を軽減します。このようにコアから体幹を使い四肢の動きへとつなげることで腰痛を予防したり、軽減することにつながります。

全身のバランスを改善する

体幹とは、立ったり動いたりといった人間のあらゆる基本活動をするときに必要な脊柱・骨盤帯・肩甲帯をコントロールする役割があります。この部分にある多くの筋肉を偏りなく刺激することで全身のバランスが整い、静止時や動作時により安定した姿勢を保つことができるようになります。「刺激する」とは、単に筋力アップのようなトレーニングだけではありません。こわばっている部分は緩めるためにストレッチやマッサージが必要であったり、逆に緩んでいる筋群は筋力をつけるトレーニングが必要かもしれません。矢状面・前額面・水平面と基本的な面を併せて立体的に全身のバランスを整えることで自然体といわれる良い姿勢を得ることができ特定の部位に過度の負担がかからなくなりケガや障害を防ぐことにつながります。